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2010年9月26日 (日)

加工の精度

今日は日曜日。天気もよくツーリングにでも行きたい気分です。

そんな行楽日和に、DECADEは仕事してます(泣)。




…と言っても休日の仕事、嫌いじゃないです。

まず、電話がかかってこないしこちらからかける事もほとんどない。

これだけで気が楽です。また材料の発注なども出来ないので作ることに専念

できます。




今日は、組立式床の間の折り畳み式襖の加工です。

製作決定から早2ヶ月…、試行錯誤の末に本番に突入しました。

捨て貼り段階の襖を表具屋さんから引き取り、丁番を掘り込む加工をしていきます。


Photo_8

トリマーで加工するための型板、実は本番の加工よりも型板を作るほうが手間と

神経を使います。これが狂ってると全てがフィニッシュ…なので。


今回使用する丁番は こんなカタチ。

Photo_3

こういった機能金物は日本製かドイツ製っていうイメージなんですが、これは

イタリア製。大丈夫かなぁ…。


伝統的な紙つがいも検討しつつ、使用目的や納まりからこの丁番を

チョイスしたんですが、イタリアっていうとデザインは優れてるけど精度がイマイチな気が。

襖の木口に掘り込んでいくとこんな感じになり、

Photo_4

繋がった襖を広げてみるとこんな感じになります。

Photo_9

こういった金物によくある事ですが、メーカーの推奨通りに加工してもうまく機能しない

事があります。 残念ながらこれもそうでした(泣)。

何度もそういった経験をしていると、あらかじめ遊びを作った加工をして後から微調整

する、といった知恵が身につきます。

今回もその戦法で攻めたのですが、何をどうやっても理想に近づかない。

実は昨夜からやってたんですが、嫌になってしまい帰宅(笑)。

今日、改めてのチャレンジだったのです。

2枚の襖の合わせ目の隙間を紙1枚分透かせて、高さもピタピタ、更に段違いに

ならないように…。考えただけで胃が痛くなります。

丁番の穴を掘りなおしたり、カンナで削ったり、気力が途切れて昼寝したりしながら

「まぁ、これで許して」っていうラインにたどり着きました。

Photo_7

コンマ5㎜くらいでしょうか。 あとは表具屋さんのテクに期待です。

襖貼りが完了したら、今度は畳屋さん、塗装屋さん、板金屋さんとの新たな

攻防が待っています。

完成までの道のりは、なかなか険しいのです。


こんな感じで、毎回新たなチャレンジがあるのが注文家具屋のツライところでもあり

面白いところでもあります。完成したモノがイマイチだった時の精神的&金銭的

ダメージはテポドン級ですが、きれいに仕上がった時の達成感は格別なんです。


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